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オンラインとオフラインの混在にどう対応するか?

2020年6月は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除され、この数か月の緊張感が一気にほどけた人や、未だコロナ感染を危惧して慎重になっている人や、いつもと変わらない人が入り混じって、なんだかそわそわザワザワしているような気がします。

 

3月に金沢市の小中学校が休校となった日から、子どもたちを対象とする教室関連のオンライン化に始まり、すぐに大人の習い事関連のオンライン化と広がっていきました。

 

オンライン化にあたっては、なぜか、通常のレッスンよりも劣ると考え料金を無料にしたり、安くしたりしていた先生方も見受けられました。

オンライン化するための環境整備に労力もかけ、必要な機材をそろえた経費はどうするんだろう?

と思ってみていましたが、まあ、「自信」がないのだろうなとあまりとやかく言わないことにしていました。

 

オンラインだとリアルで会うよりもパフォーマンスが劣る。

 

こう考える人は多くいます。

なぜ、劣るのでしょう?どう、劣るのでしょう?

 

リアルでやる方がいい。

ということに固執して、この先、また緊急事態宣言で静寂とした自粛行動を余儀なくされたとき、どうするのでしょう?

 

私は、思います。

今、オンライン、リモート、テレワークでやることがベストな方法なら、なぜ、どうしたらパフォーマンスがあがるか?

お客様がオンラインで不満に思うところを反芻して、なぜ、どうしたら不満を解消できるのかということを考えないのだろうか?と思います。

 

  • 自分が自信がないから。
  • この先オンラインでは行わないから。

 

そんな理由では、オンラインでもお願いしますと予約を入れてくれるお客様に対して失礼なんじゃないか?

 

とまあ、そんなことを思うわけです。

「イマココ」にベストで行こう!

となぜ思わないのだろう?と。

 

今オンラインのために努力したことが、まったく将来必要がないことだと誰がわかるのでしょう?

なんだか、悶々とします。

 

さて、6月になり、非常事態宣言が解除され、ここに「もう大丈夫」と「まだ心配」な人が混在する困った事態が起きてます。こうなると、「もう大丈夫」な人はオフライン(直接会って)サービスを行い、「まだ心配」な人はオンラインのままやるという2パターンが出てくることになるのです。

これは、まだマンツーマンの場合は良いのですが、複数人になった時にややこしくなります。

まして、オンラインが絶対いい、オフラインはその場しのぎと考えていた先生にとっては、両者のつり合いが取れなくなってしまいます。

 

オンラインでやるには、「工夫」が必要です。

レッスンを構築するために、東京まで行って学んできたり、独自のレッスン方法を編み出したりそれに費やした時間とお金はレッスン料に反映させているはずです。

たぶん、お客様がというよりも、先生本人が「こんなに手間暇をかけているのに、売上が上がらないオンラインレッスン」となってやる気を失ってしまうでしょう。

 

また、複数人をオンラインとオフライン同時にやる。という方法も考え付くでしょう。

これは、オンラインでやるよりも大変なことになります。

たぶん、オンラインで参加しているお客様は、「疎外感」「孤独感」を感じやめてしまう可能性が高まるんじゃないかと。

 

数年前から「リモートワーク」を取り入れた企業はたくさんあります。

在宅ワークというやつです。

今のように一斉に全社員が在宅ワークをやるというのではなく、在宅ワークもOKとして一部の社員だけで、他の社員は会社に行って仕事をするというパターンです。

この時にまず最初に出てきた課題が「疎外感」「孤独感」の払拭です。

 

輪の中に入れていないような孤独感は、それを味わった人でないとわかりません。

その他多数の人たちは疎外しているつもりがないのですから。

でも、リモートワークが今まで進まなかった理由のひとつには、リモートワークを実際やった人たちがそんなに楽しくなかったというのもあるのかもしれません。

コロナ騒ぎで全社員一斉リモートワークとなったときには、「紙」問題がもしかしたら一番の課題だったかもしれませんがね。

 

「疎外感」やら「孤独感」を感じさせないように、レッスンをするというのは、オンラインのみでやっているとき以上の気配りが必要になります。

もしも、両輪同時でやるのならば、これを絶対に忘れないでください。

 

オンラインしかない時に、オンラインでレッスンを継続するのか、一旦休むのかという選択肢があったと思います。

この時はお客様の中には「お休みをする」という罪悪感のようなものが多少なりとも芽生えます。

ところが、オンラインとオフラインが混在したレッスンでもしも、「疎外感」を感じさせてしまうとお客様の中に芽生えるのは「悲しさ」となる恐れがあるということです。

悲しさは、形を変えれば憎しみ、怒りにもつながりやすくなります。

 

 

さて、第2波もやってくるかもしれないといわれまだまだ安心ができない2020年6月です。

治療薬やワクチンが世の中に出てくるまで、第2波、第3波の準備と覚悟が必要です。

 

 

あなたのことが大好きだとやってくるお客様に、最善のサービスを行う。

これが商売の基本だと今こそ思います。

たとえそれが、無料や、ワンコインでやってくる体験レッスンのお客様であっても。

 

自己都合というみみっちい「ものさし」ではかることなく、利他の精神を今こそだと私は思います。

努力しましょう。工夫しましょう。

あらゆることを想定してイメージしましょう。