
SNS運用担当者育成研修でも、ホームページ制作でも、ビジネス塾でも私がお伝えすることは、同じ。
「マーケティング」についてです。
では、マーケティングって何?ということなのですが、
「お金儲けの方法?」
と勘違いする方もたまに見ます。「私お金儲けとかいいんで」拒否反応を示される。
また、「起業女子にはマーケティングとか難しいことは後でいいので」とおっしゃった自治体関連の方もいらっしゃった。
マーケティングとは相手の気持ちに立つこと。
相手が喜ぶこととは何か?ということであって、相手が喜ぶということを前提とした考え方、とらえ方に物事を変換していくことなのです。なので、起業当初から女子であろうと男子であろうと必要な概念で、何があってもくじけず続けていくために知っておかないといけない基本中の基本なのです。
そして、この概念がしっくりとくると、経営者であっても、雇われている立場であっても「仕事」がかけがえのないものになるのです。
「誰を喜ばせているのか?」
ここがぼやけていたり、まったく見えていないと何のために仕事をしているのかがわからなくなり、やりがいがわきません。やりがいが沸かない原因はここだと言い切ってもいいと思っています。
ともすれば、目の前の仕事は社長や上司が喜ぶためにやっていると勘違いしている人もいます。
上司はともかく、社長が喜ぶこととは?
会社がやっている仕事で多くの人が喜んでくれることなはずです。
儲かるとは、喜んでくれる人がたくさんいた結果でしかありません。
社会人の息子たちに「君たちがやっている仕事は社会のどんな人たちの役に立っているのか、どんな製品になっていく部分を担っているのか知っているかい?」と聞くことがあります。
上司たちよ、ぜひ、部下たちに目の前の製品がゆくゆくは何になってどんな役割を果たしているのか教えてあげてほしい。それを手にして喜んでいる人たちの笑顔を見せてあげてほしい。
そして、社長の喜びの中には、社員が幸せに生きることだって入っているはずだということを知っていてほしい。
自分以外の自分がかかわっている人たちの幸せを願い、自分の役割を見つけること。
それが、マーケティングだと私は思っています。それが、ビジネスだと思っています。
そして、何も商売だけではなく、友人関係であったり、家族関係であってもこの概念は通用すると思っています。
そういう循環が廻る世にしたいなと思い、私は私の役割の元、目の前の人や会社を幸せにすることを一生考えていけたらとおもってやみません。